参加申込
Our Story

主催企業は2回変わった。
でも、運営メンバーは一人も欠けなかった。

2021年の秋、「無料で帰省できる代わりに、地元企業を知ってほしい」という小さな思いから始まったプロジェクト。幾度もの試練を越え、今は一人のおじさんが地域に託した想いとともに、走り続けています。

歩み
2021年10月 スタート

「0円バス」構想、始動

「無料で帰省できる」メリットを提供する代わりに、道中で地元企業を現地現物で体感してもらう。

2021年の秋、小さな思いつきからこのプロジェクトは始まった。副業申請をしたところ、当時の経営者が興味を持ち、会社の事業としてスタートすることになった。

2022年8月〜2023年9月

Season 1〜4 着実に拡大

S1は26名、S2は18名、S3は塩尻商工会議所スポンサーのもと12名、S4では県内運行に変更し68名が参加。形態を変えながら、一便ずつ積み上げていった。

「地元にも、こんなすごい会社があったのか」
その言葉が聞きたくて、バスを走らせ続けた。

2023年10月 第一の転換点

主催企業が撤退。メンバーは実質解雇、転職へ。

それは突然だった。積み上げてきたものが、組織の判断ひとつで途切れる現実を突きつけられた。

事業として見れば、まだ小さい。収益も安定していない。だからこそ、「続けない」という判断は合理的だったのかもしれない。

それでも、このプロジェクトは、「学生が地域を知るきっかけ」であり続けたいと思った。ただの移動でも、ただのイベントでもない。人と地域が出会う、その最初の一歩でありたい。

このプロジェクトで出会った学生の表情や、「地元にもこんな企業があったんだ」という言葉は、誰の中にも確かに残っていた。会社は離れても、想いは誰も手放さなかった。

2023年12月〜2024年9月

Season 5・6・7 新主催のもとで継続

S5は36名、S6は67名、S7は91名。新たな主催企業のもとで、規模を拡大しながら、着実に積み重ねていった。

2024年12月 第二の転換点

2度目の撤退。合同会社「信州学生U・Iターンプロジェクト」設立。

再び、主催企業の判断によってプロジェクトは打ち切られた。目先の採算。短期的な成果。企業としては当然の判断基準だ。

だが、この取り組みは本来、もっと長い時間軸で育てていくものだった。地域と人の関係は、一度のイベントで変わるものではない。積み重ねて、ようやく少しずつ変化が生まれる。

その前提に立てないのであれば、このプロジェクトはどこでも同じ結末を迎える。だから、自分たちでやるしかなかった。自分たちの会社を立ち上げ、プロジェクトを自らの手に取り戻した。

2025年2月 満席

Season 8 全日程満席

「企業見学バイト」としてリニューアル。全3日程・60名、全日程満席。松本大学サッカー部との共催ツアーも開催し、38名が参加した。

2025年 第三の転換点

安曇野市受託事業へ。そして、決別。

安曇野市からオープンファクトリー事業を受託。安定した収入源を得た。しかし、その運営は「市」という枠組みの中で完結するものだった。

現実の人の営みは、そんなふうに区切られてはいない。安曇野に住み、松本で働く人もいれば、その逆も当たり前に存在する。それにもかかわらず、「安曇野市だけを盛り上げる」という設計には、どこか違和感があった。

私たちが見ているのは、あくまで信州という一つの生活圏であり、人の流れそのものだった。自由度の制約だけではない。このままでは、本質的なU・Iターンの広がりには繋がらない。その確信が、少しずつ強まっていった。安定を手放し、再び自分たちの道へ。それが、私たちの選択だった。

2025年夏 満席

Season 9 全日程満席

再び、全日程満席。この取り組みには、まだ必要としてくれる学生がいる。そう実感できるシーズンだった。

2025年12月 決意

「信州」を外した。脱・信州の宣言。

費用対効果を過度に重視する保守的な県民性では、地域全体でU・Iターンを広げようとするこのイベントはなじまない。そう確信し、長野県からの撤退を決意した。

その気持ちの表れとして、社名から「信州」を外し、「学生キャリアウォーク」へ商号変更した。


2026年春 転機

おじさんが、地域に想いを託して逝った。

メンバーの一人の叔父が亡くなった。「地域のために」と言い残し、遺産を託していった。信州を離れようとしていた矢先のことだった。

これを自分の生活に充ててはいけない。
地域のために活かしてこそ、叔父の気持ちに応えることができる。

その言葉が、もう一度、私たちを信州へ向かわせた。

2026年春 現在進行中 始動

Season 10 信州で再び、そして最後の挑戦へ。

叔父の遺志と資金を引き継ぎ、信州で再び、そして最後の挑戦をスタートさせた。

イベント当日の運営費はスポンサー企業が負担する。学生を集めるための費用は、自社が負担する。今、バスが走り出す。

4年+走り続けた日々
400+延べ参加学生数
0円学生の費用負担
変わらない原則

私たちのゴールは、事業化ではない。

将来的には、地元企業が運営するお祭りとして、このプロジェクトが地域に根付くこと。それが、学生キャリアウォークの目指す姿です。

それまでは、資金が尽きるその日まで、走り続けます。